top of page

在宅医療学会でポスター発表しました!


5/26-5/27の2日間で開催されました「第2回全国在宅医療医歯薬連合会全国大会」に参加し、当薬局のポリファーマシー解消の実績についてポスター発表致しました!初めての学会発表で少し緊張しましたが、発表を聞きに来ていただいた先生方と活発な意見交換ができて有意義な時間となりました。

ポリファーマシーは高齢者医療では今後も課題となりますので、引き続き実績を作り、また何かの機会で公表できればと思います。ご協力いただいた先生方に心より感謝申し上げます。

なお、要旨は以下の通りです。

乙訓まち薬局における在宅患者のポリファーマシーの現状と減薬への取り組み

【背景・目的】近年、高齢者医療においてポリファーマシーが問題となっている。特に在宅医療では、多剤併用により転倒や骨折リスクが上昇しADL低下の要因となるため、ポリファーマシーの是正は重要な課題である。今回、当薬局の在宅患者のポリファーマシーの現状と、減薬への取り組みを報告する。

【方法】2017年3月から2018年2月の、当薬局在宅患者数、在宅移行時の患者の平均年齢と服用薬剤数を調査した。薬剤師が介入し減薬に至った2症例については、減薬前後の薬剤数と削減した薬剤費を算出した。

【結果】在宅患者数は21名、平均年齢82歳、平均服用薬剤数は7.6剤であった。その内、ポリファーマシーと言われている6剤以上の服薬患者は12名であった。患者本人または家族の希望があり、2名については薬剤師が主治医へ減薬の提案を行った。1例目は降圧薬の多剤併用の解消を提案し、紹介時の服用薬剤数14剤から8剤へ減薬され、825円/日の削減となった。2例目はALSの高齢者でありながらHbA1c 6.6%と低く、血糖降下薬の減薬を提案し、紹介時の服用薬剤数11剤から7剤へ減薬され、560円/日の削減となった。

【考察】当薬局の在宅患者において、半数以上がポリファーマシー状態であった。減薬により、薬剤の適正使用や医療費削減への貢献も期待される。今後は多職種と連携し、更なるポリファーマシー対策に努めたい。


特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
bottom of page